【今さら聞けない】日本のビジネスeメール宛先マナー|To・CC・BCCの役割と使い分け
ビジネスeメールを送る時、こんな経験はありませんか。
「あの人、CCに入れるのを忘れた!」
「一斉送信なのにBCCじゃなくてCCで送っちゃった…」
いつも使っているメールの宛先ですが、間違えると、「情報漏洩」(Personal data breach)に繋がるかもしれません。
適切な宛先設定は、情報の共有をスムーズにするだけでなく、あなたが周りの人へ配慮ができる人かどうかも判断される行動の一つです。
今回は、今更聞けないTO・CC・BCCの違いやマナーについて紹介します。
【こんな人に読んでもらいたい】
- TO・CC・BCCの役割やマナーを再確認したい人
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- 日本のメールマナーの基本を知りたい人
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間違えると「信頼」を失う?
「ただ送り先を間違えただけ」と思うかもしれませんが、ビジネスにおいては、大きなミスとなり、信頼を失ってしまう可能性もあります。
情報漏洩
たまに起きるミスとして、BCCで送る人をCCで送ってしまうミスです。
例えば、お互い知らないお客さん30名に、会社の案内のメールを送る時、CCにアドレスを入れてしまうと、受信者全員が、他の人の名前とメールアドレスを見れることになってしまいます。
これは重大な「個人情報の漏洩」(Personal data breach)です。
たまにニュースでも見ますが、こうした小さなミスが大きな問題へと繋がっていくこともあります。
自分だけのミスにはとどまらず、会社のミスとなり、大問題となりかねません。
一度信頼を失うと、その後の信頼回復には長い時間がかかってしまいます。
適切な宛名設定
適切な宛先を設定しないと、メールを受け取った人を困らせてしまうかもしれません。
【全員をTOに入れる】
「誰に責任があるのか」が分からず、誰も返信しないというになりかえない。
【必要な人をCCに入れない】
プロジェクトの進捗を上司や関係者が把握できず、「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」ができない人だと思わてしまう可能性がある。
ただ、最近はメールが多すぎて、CCに入れられるのを嫌がる人もいます。
上司だから、いつもCCに入れるのではなく、関係がありそうなメールのみCCに入れるようにしましょう。
TO・CC・BCCの役割
TO・CC・BCCのそれぞれの役割をきちんと理解して使い分けれるようになりましょう。
- TO: メインの受信者で、返信やアクションをする。
- CC: メインの受信者ではないが、情報の共有をしたい人を入れる。
- BCC:他の受信者に知られずに内容を共有したい時や、面識のない多数の人に一斉送信(メルマガなど)する時に使う。
BCCに入っている人は、CCやTOの人からは見えませんので、BCCに入っている人は、返信をすることは基本的にはありません。
CCのマナー
では次に、CCのマナーについて確認していきましょう。
CCの人は宛名に書く?
CCの人を宛名に書くのは、必ず必要ではないけど、書いた方が良い場合もあります。
理由としては、TOの人に対して、「このメールは◯◯さんも共有していますよ」と知らせるためです。
これがあるだけで、TOの人は「◯◯さんも見てるなら、しっかり返信しなきゃ」とか「◯◯さんには別に報告しなくていいんだな」と分かります。
CCの人を宛名に書く時は、下記のように書きます。
株式会社メイルン 佐藤様
(CC:営業部長 田中様)
いつもお世話になっております。
CCが3人以上の時は、全員書くと宛名が長くなるので、書かないか、(CC:関係者各位)などとまとめてもいいです。
「全員に返信」
CCに誰かが入っていれば、TOだけでなくCCの人も含む全員に返信するようにしましょう。
CCに入っている人たちもに情報を共有しておきたいからCCにわざわざ入れているので、返信する際に、自分の判断で外さないようにしましょう。
間違ってTOの人のみにメールを送ってしまったら、件名に【再送】と付けて再度CCの人を入れてメールを書くと良いです。
【CCの人に返信し忘れた時のメールの書き出し例】
件名: 【再送】○○のについて
(Toの方の名前)様
お世話になっております。(自分の名前)です。
申し訳ございません。先ほどのメールにてCCの方々を含めずに返信してしまいましたため、改めて全員に共有させていただきます。
※内容は先ほどお送りしたものと同様です。
—(以下、先ほどの返信内容)—
CCに誰か入っているかどうか確認してから、返信するようにしましょう。
CCを外す、追加する時のマナー
やり取りが続く中で、CCに入れる人が変わる事もあると思います。
そんな時は「一言添える」のが大人のマナーです。
- CCから外す時: 「〇〇さんは、別部署へ異動になったため、今後はCCから外させていただきます。」 → 「仲間外れにしたわけじゃないよ」というニュアンスを伝える
- CCに追加する時: 「本件、担当の〇〇さんもCCに加えさせていただきます。」 → いきなり知らない人がCCに入ると、相手が「誰?」と驚いてしまうため。
CCの人が返信する時
基本的にメールの返信はTOの人が行いますので、CCの人はする必要はないです。
しかし、TOの人が休みの時や、CCの人の方が詳しい情報を持っている時など、場合によってはCCの人が返信をする時があります。
その際は、次のような文を最初に書いて、メールを書くと相手に親切です。
「CCから失礼いたします。
本日○○(Toの人ひと)が不在のため、代わって返信いたします。」
BCCのマナー
次に、BCCのマナーを見ていきましょう。
一斉送信でBCCを使う理由
なぜ面識のない複数人にメールを送る際、CCではなくBCCを使わなければならないのでしょうか。
- プライバシーの保護: 受信者同士が知り合いでない場合、CCで送ると「誰に送ったか(メールアドレス)」が全員に見えてしまいます。これは個人情報の流出にあたります。
- 相手への配慮: 「面識のない人に自分のアドレスを知られたくない」という気持ちに配慮します。

BCCの人は返信しない
先に書いた通り、BCCは、TOやCCの人に知られずにメールを送ることができます。
メールを送信した人は、TOやCCの人に知られたくないけど、情報を共有したいと思った相手をBCCに入れます。
そのため、BCCの人が返信すると、「誰?」となってしまいます。
BCCの人は、TOやCCの人が見えるので、意識せずに返信してしまうかもしれませんが、自分がBCCの時は、基本的に返信はしません。
ただ、どうしても返信が必要の場合はTOの人のみに返信をしましょう。
まとめ
メールの宛先(To/CC/BCC)を正しく使い分けることは、単なるマナーではなく、相手の時間を尊重し、情報を守るための大切な「スキル」です。
送信ボタンを押す前に、次の3つを確認してみてください。
- 誰に返信を求めているか明確ですか。
- 共有すべき人が全員入っていますか。関係のない人がいませんか。
- 一斉送信で、他の人のアドレスが見えていませんか。

一つひとつの積み重ねが、あなたの「信頼」に繋がります。
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