日本のビジネスeメールは「24時間以内」返信するの?夜や休日にメール送る際のマナー
日本のビジネスメール、返信のタイミングで迷っていませんか?
「日本語の文法はバッチリだけど、メールを送るタイミングがわからない……」
「夜遅くに返信しても失礼じゃないかな?」
「忙しくてすぐ返信できないときは、どうすればいいんだろう?」
日本の会社で働いたり、日本の取引先とやり取りをしたりする中で、このような悩みを持ったことはありませんか?
実は、日本のビジネスシーンにおいて、メールは単なる連絡ツールではありません。
相手との「信頼関係」を築くための手段でもあります。
この記事では、日本語学習者のみなさんが自信を持ってメールを送れるように、以下の2つのポイントを詳しく解説します。
- 「24時間以内」の返信ルール
- 夜・休日のマナー
【こんな人に読んでもらいたい】
- 日本のビジネスeメールの基本的なルールを知りたい人
- 相手を気遣ったメールを書けるようになりたい人
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返信は「24時間以内」

日本のビジネスeメールのマナーとしては、もらったメールは24時間以内に返信をすることを心がるようにしましょう。
どうして24時間以内なの?
それは、相手の時間を奪わないためです。
日本のビジネスでは、仕事は一人ではなく、チームですることが多いです。
そのため、あなたがメールの返信をしないと、その間、他の人は次の行動ができす待っている状況となります。
返信が遅いと相手は、「無視されているのかな」「メールが届いていないのかな」もしくは「私(の会社)との仕事はあまり重要ではないのかな」と考えてしまう可能性があります。
返信が早いと良い印象?
逆に、返信が早いと「あなた(の会社)との仕事を優先的にしていますよ」「大切に思っていますよ」といった気持ちを伝えることへも繋がります。
また、「返信が早い人=仕事ができる人」と周りの人から評価されるでしょう。
理想の返信のスピードは下記の通りです。
- 3時間以内:とても良い
- 24時間以内:基本的なビジネスマナー
- 2日以上:遅くなったことへのお詫びをする
すぐに返信できない場合は?
24時間以内の返信のルールを知っていても、忙しくて返信できない事もあると思います。
その様な時は、「メールを受け取りました」という「メールを受け取ったこと」を伝える内容のメールを短くていいので、返信するようにしましょう。
完璧な返事ができないから、返信しないでおくと、相手は「メールが届いていないのかな?」「無視されているのかな?」を不安に感じてしまうかもしれません。
そうさせないために、まずは「メールを受け取りました」と伝えてるようにしましょう。

- 感謝:「メールを受け取った」ことへのお礼。
- 返信できない理由:「社内で検討中」「外出中で資料が見れない」など。
- 返信期限:「いつまでに回答をするか」
例えば、こんなメールを書くといいです。
| ①感謝 | お世話になっております。資料をお送りいただき、ありがとうございます。 |
| ②返信できない理由 | 現在、担当部署にて確認を行っております。 |
| ③返信期限 | 追って※、明日1月25日(水)の午前中までに改めてご連絡差し上げます。 |
| ④締めの言葉 | 取り急ぎ※、拝受※のご連絡まで申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 |
※「追って」:「あとで(少し時間が経ってから)」という意味。
※「取り急ぎ」:「完全ではないけれど、まずは一番大事なことだけを早く伝えます」という時に使う。
※「拝受」:「受け取りました」と言う意味。
| ①感謝 | お世話になっております。ご連絡ありがとうございます。 |
| ②返信できない理由 | いただいたご提案について、現在上司と協議しております。 |
| ③返信期限 | 今週中には結論が出る予定ですので、確定次第、早急にご報告いたします。 |
| ④締めの言葉 | 今しばらくお時間をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 |
| ①感謝 | お世話になっております。お問い合わせの件、確かに承知いたしました。 |
| ②返信できない理由 | あいにく※本日終日外出しており、すぐにお答えすることが難しい状況です。 |
| ③返信期限 | 明日会社に戻り次第、詳細を確認しご連絡いたします。 |
| ④締めの言葉 | お待たせして恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
※「あいにく」:「残念ながら」という意味。
すぐに対応できない、今すぐに答えられないという時でも、短くていいので、まずは「メールを受け取った」という内容の返信をするようにしましょう。
夜や休日にメールを送る時のマナー
日本でも、最近は、仕事とプライベートのワークライフバランスを大切にする人が増えました。
それでも、夜や休日に仕事をしなければ行けない時もあるかと思います。
そんな時は、「夜遅くに連絡するのは相手にプレッシャーを与えるかもしれない」という気持ちをもって相手への配慮する内容のメールを書くと良いです。
1.最初に「お詫びの一言」を書く
日本のビジネス文化では、相手の時間を邪魔してしまうことに対して、まず謝ります。
夜に送る場合:
- 「夜分に失礼いたします。」
- Meaning: Excuse me for contacting you late at night.
休日に送る場合:
- 「お休み中に失礼いたします。」
- Meaning: Sorry to bother you on your day off.
2.「返信は急がない」ことを伝える
受け取った相手が「すぐに返さなきゃ!」と焦らないように、気遣いを見せましょう。これを書くだけで、あなたの印象は良くなります。
便利なフレーズ:
- 「ご返信は週明けで構いません。」
- 「お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。」
3. 日本の「仕事観」
日本では「メールが届く=仕事が残っている」と感じて、ストレスに思う人もいます。
特に金曜日の夜や連休前にメールを送ると、相手は休日中にストレスを感じてしまうかもしれません。
急ぎでない内容は、予約送信機能を使って「翌営業日の朝(9:00〜10:00頃)」に届くように設定するなど、調整しましょう。
まとめ:メールは「信頼」を作る手段
日本のビジネスeメールで大切なのは、正しい日本語を使うことだけではありません。
- 「24時間以内」の返信で、相手を安心させること。
- 夜や休日の気遣いで、相手の時間を尊重すること。
この2つに共通しているのは、「相手の立場になって考える」という日本の思いやりの心です。
返信が早かったり、ちょっとした一言が添えられていたりするだけで、「この人と一緒に仕事がしたい!」という信頼に繋がります。
最初は慣れないかもしれませんが、今回ご紹介したフレーズを使いながら、少しずつ挑戦してみてくださいね。
この様な日本人の気持ちに寄り添ったビジネスeメールが書けるようになりたい方には、mailin-labで販売している教材がおすすめです。



